起雲閣(Kiunkaku)

By minamiatami, 2018-03-10

大正8年(1919年)に海運王と称された内田信也氏の母のために建てられた別荘がこの「起雲閣」。熱海の三大別荘と讃美された名邸です。足の悪い母を思い当時としては珍しい段差の少ないバリアフリーの建築になっています。

その後大正14年(1925年)に鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎氏が増築し西洋風なサンルームやローマ風浴室、玉姫、玉溪、金剛など純和風・西洋風・中国風などの様式が混在する建物となりました。窓ガラスは「大正ガラス」食堂の床は寄木細工、サンルームの美しいステンドグラスやタイルは訪れた者達に感動すら与えます。


そして、1947年(昭和22年)には旅館として改築し生まれ変わり、熱海を代表する宿として数多くの宿泊客が訪れています。山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳など、日本を代表する文豪たちに愛され1999年(平成11年)まで営業をしていました。





現在では、熱海市の文化財として一般公開されています。
市街地とは思えない緑豊かな日本庭園。純日本家屋の美しさをとどめる本館と様々な様式を融合させた離れの洋館。優美な気品を醸し出すこれらの施設は、歴史的・文化的な遺産として地元の女性たちよるNPOの活動によりささえられています。

また、展示室には常駐するガイドさんが建物の歴史や様式の説明を聞くことができます。大正ロマンを感じならがあれこれと詳しく伺ってみてはいかがでしょうか。

 

 

茶人でもある根津氏自らが指揮をした中庭庭園は「池泉回遊式庭園(チセンカイユウシキテイエン)」とよばれ、散策することがでします。庭園の中央には「根津の大石」と呼ばれる20トンの巨石が配いされており、20人近い庭師が2ヶ月近くをかけて運んだとされています。一見そんな巨石に見えない石なのですが、3分の2は土の中に埋まっているそうです。


これが「根津の大石」

ここ起雲閣を訪れると、ゆっくりと流れる時間の中で100年あまりの時をタイムスリプするかような錯覚に陥ります。贅を尽くした名邸をご堪能ください。

 

その他

起雲閣には、音楽サロンや展示室・体験教室などもあります。その時度により楽しんでいただける催し物・イベントがありますので、ぜひ、お楽しみください。

また、起雲閣内に常設された喫茶室「やすらぎ」があります。コーヒーやお抹茶、和菓子やクッキーなど庭園を眺めながらゆっくりと時間を過ごすことができます。

詳しい催し物・イベントの情報はこちらから>>>
起雲閣の見所はこちらから>>>

住所 〒413-0022 静岡県熱海市昭和町4-2
電話番号 0557-86-3101  (起雲閣)
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30迄)
定休 毎週水曜日(祝日の場合は開館)・年末
料金 大人510円(団体の場合410円)・中高生300円(団体の場合200円)・小学生無料
駐車場 37台 駐車料金:無料 ※大型バスは不可
アクセス JR熱海駅より相の原方面行きまたは起雲閣循環バスにて約10分→起雲閣前下車